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PC-8801MA2~M派に人気のマシン

PC-8801MA2

M派?それともF派?

3度目となるPC-8801MA2を手に入れた。MA2は88の中でも割と人気が高い。そもそも他のMシリーズと何が違うのか。ウィキさんによると「MAの後継機、モードスイッチ廃止、2HDドライブ搭載。」とある。ああ、なるほどわからん

で、MAはというと「MHにサウンドボード2相当機能・辞書ROM搭載、メモリウエイトのOFFが可能、2HDドライブ搭載。」とある。またしてもサウンドボードだ。音にしても画質にしても違いがわからない男にはあまり馴染みのない機能ではある。

やっぱり88はFHが至高だよなぁ(個人の感想です)。とブツブツつぶやきながら、さっそく動作確認。前オーナーさんによると、ドライブの読み込みができないとのこと。いつものように「SILPHEED」さんにお出で願って、スイッチオン。

ダカダカッと、フロッピードライブが勢いよく回って、しばらくすると赤ランプを点灯させたまま途中でストップ。ちょっと前なら、この時点で大騒ぎしていたところだけど、いまでは余裕の笑みを浮かべつつ、颯爽と5インチ版の「フロッピーディスク・ドライブクリーナー(湿式)」を取り出し、無水エタノールをぷしゅっとひと吹き。各々のドライブに突っ込んで10秒ばかり回してみる。すると、何ということでしょう~無事、ザカリテさんの名セリフを拝聴できました^^

ディスククリーナー

5インチドライブをお持ちの方、必須です!

5インチ版のドライブクリーナーは、今ではすごく高くて、未開封品だと1万円前後が相場だ。昔の値段を知ってるものからすると躊躇する値段である。散々どうしようか迷ったが、こいつのおかげでこれまでどれだけのドライブが救われただろうか。今では値段に見合うだけの働きをしてくれる。
ついでにMHのN88日本語BASICも起動してみよう。ランプが赤から緑に変わって、ダカダカダっと勢い良く回ると、MS-DOSによく似た日本語BASICが起動した。保存もOK。ドライブは問題ないようだ。

緑青(ろくしょう)吹いてまっせ!

一連の動作確認が取れたところで、お次は分解。外見的には大きなキズはないものの、天板に一箇所だけ凹みがあるのが残念なところ。両サイド、背面のネジをぐりんぐりんと外して、フタを開けて中身とご対面。ホコリは多いものの状態は悪くない。

拡張ボードスロットと電源コードが古い結束バンドで繋がれたままの状態を見ると、これまで分解された形跡がないことがわかる。電源ユニット、FDDをぽいぽいっと外して基板とご対面~。まぁ、ありますよね二次電池。足元はすっかり緑青に覆われて付近の回路も侵食されていた。けっこうやばい状態・・・。

二次電池

何はなくともすぐ交換!

他には異常無いかと見回してみると、ブルーの電解コンデンサの足元が同じく緑青に覆われていた。動作してるとはいえ、ちょっと見逃せないレベルである。電池だけじゃなくて、こいつも交換しないといかんなぁと思いつつ、手持ちのコンデンサを調べてみると、ちょうど16v10μfだけが1つもない!

電解コンデンサ

コンデンサは足元を見よ!

コロナ以前だったら、ホイホイとアキバへ赴くところだけど、まだちょっと出かけるのがためらわれる。ついでにハンダ吸い取り線も切れてしまってた。月に二度のアキバ詣でができなくなってからというもの消耗品が不足しがちだ。しかたがないけど、送料が高くなるのを覚悟で通販で購入。部品が届くまでフロントパネルを例によってキッチンハイター漬けにしておこう。

パーツを取り寄せなければならなくなったおかげで、今回は時間をたっぷりかけてキッチンハイター漬けにできた。ここ最近では一番の仕上がりではないだろうかと自画自賛。ただ、このシリーズの筐体はどうもFDドライブのベゼル部分とフロントパネルとでは材質が違うのか、きっちりと同じ色には仕上がらない。研究の余地ありだなぁ・・・

今回も良い人に貰われますよーに^^