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本日は晴天なり! 今回はホワイトニングのお話

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黄ばみの原因は化学反応

今日も今日とてやってきましたよ。真っ黄色に変色した、うっひゃ~なパソコンたちが!
元はプラチナ・ホワイトだったパソコンたちも、なが~いなが~い年月を経て、いつの間にかアイボリーに…。中には黄色を通り越して、赤く変色したりしてるのもあって、40年という年月の重みを教えてくれる。

実はこの黄色、ホコリや汚れの付着が原因ではなく、長年におよぶ化学反応によって変色したものなのだ。なので、いくら洗剤を塗りたくってこすったところで白くはならない。
そこで登場するのが“キッチンワイドハイターEX”。洗剤でこすっても落ちない黄ばみ汚れを、真っ白に蘇らせてくれる魔法の液体だ。目には目を。化学反応には化学反応を。というわけだ。

ホワイトニングに必要なアイテムは“キッチンワイドハイターEX”と“クレラップ”のふたつだけ。あとは100円ショップなどで霧吹きや塩ビボックス、ジップロックなどを用意すると重宝する。

ちなみにラップは多少高くともメーカー品を購入すること! 100円ショップのラップは破れやすく、水に濡れるとほとんど密着しなくなるので注意が必要だ。のちに、この“密着”が重要な鍵となってくるのだ!

 

まずはしっかりと汚れを落とす!

まずはプラスチックの表面についた汚れをしっかりと洗い流す。

「えっ漂白剤使うから洗わなくていいんじゃない?」

と、思われがちだが、実は漂白剤というのは飽くまでも色を白くするだけであって、汚れを落としてくれるわけではない。汚れた部分があると、その部分に紫外線が当たらず、ムラとなってしまう可能性があるのだ。なので、汚れはしっかりと落としておこう。

激落ちくんやブラシでゴシゴシ落とすのもいいが、自分はいつもクエン酸重曹を振りかけて放置する方法をとっている。両方とも食品としても利用可能なくらい、人体には無害で、しかも汚れ落としには抜群の効果を見せてくれる。粉を振りかけ、水をちょっと垂らすと、シュワシュワと景気の良い音をたてながら、泡立ってくる。汚れが落ちてますアピールは満点だ。

重曹とクエン酸漬け

30分くらい重曹に漬け込んだら、やはり激落ちくんでこすりながら水でよく洗い流す。軽く拭き取り、しばらくキッチンペーパーの上にでも置いておこう。

場所をベランダに移して、いよいよラッピングだ。ここは人によってやり方が違うが、自分はいつも霧吹きを使って本体にまんべんなくキッチンハイターを吹き付けて、その上からラップを重ねている。

この時、ラップはなるべくシワにならないよう密着させるのがコツだ。シワがあるとそこに紫外線が当たらず、ムラとなってしまうので注意が必要。

お日様にあてる
キートップなどは、専用の道具でひとつひとつ丁寧に外し、100均でよく売られている塩ビのファイルボックスなどを使うのがおすすめだ。キーの表側を上にしてキッチンハイターをよく吹き付けてから、ボックスにラップする。

キートップ
紫外線の強い夏場なら、10分も立たずに変化が見えるはずだ。冬場でも晴天なら1~2時間で効果がわかるだろう。とにかく“直射日光を当てる”ことが重要なのだ。

 

それでは、結果発表~!

ここで、これまでにホワイトニングを実行したパーツをいくつか紹介しよう。これを見ればきっとホワイトニングにチャレンジしたくなるはず!?

まずは、PC-8801MCのCD-ROMドライブから。施工前は見事な飴色だったのだが、ホワイトニング後は眩しいプラチナホワイトに大変身!

CD-ROMドライブ
続いては、98用キーボード。下のほどではないが、かなり黄ばんでいたキーボードもホワイトニングでキートップまでキレイさっぱり^^

98キーボード
最後はMA2のフロント部分。ドライブのベゼルは本体とはちょっとプラの材質が違うようで、黄ばみ具合が異なっていた。しかし、両方ともホワイトニングしてしまえば、元のキレイな白に統一できた。

ドライブベゼル